【2019年版・平成30年度分】e-Taxで青色申告する手順【Macで確定申告】
どうもユーキです。
いよいよ本格的に確定申告の時期がやってきましたね。
今回ははじめてe-Taxを利用して青色申告をしました。
去年までは、Macは最新OSやブラウザに対応していなかったのですが、今年からは対応するようになりました。
今回は備忘録も兼ねて、Macでe-Taxを利用して青色申告する手順を紹介します。
PC環境
- OS:Mac(High Sierra)
- 経理ソフト:林檎経理
- ブラウザ:safari
です。
Windowsの方もおそらく作業は一緒だと思いますが、違いがあった場合は適宜置き換えてのご対応をお願いいたします。
ちなみにスマホでもできるようになったみたいですが、入力しづらいだろうなっと思って手はだしてません。(笑)
まずは準備するもの
まずは以下を準備しましょう。
ちなみに「青色申告承認申請書」などはすでに提出してる前提です。
- マイナンバーカード
- ICカードリーダーライター
マイナンバーカード
用意する際の注意としては、必ず電子証明書の設定をしてください。
初回発行時は設定してくれるはずです。パスワード4桁とか入力してれば設定されています。
マイナンバーカード発行後に引っ越しをした場合、再度設定をしないと無効となるみたいです。
自分もそうでした。役所などで電子証明書が有効かどうか確認し、有効化してください。
ICカードリーダーライター
マイナンバーカードを読み込むために必要です。
持ってない方はこちらがおすすめです。MacでもWindowsでも対応しています。
NTTコミュニケーションズ ACR39-NTTCom
e-Taxの事前準備
国税庁のe-Taxサイト内にある事前準備というのをすすめましょう。(画像赤枠部分)
- 1利用環境の確認
- 2電子証明書の取得
- 3開始届出書の提出
- 4利用者識別番号の取得
上記を完了したら次に進みます。
端折った部分でわからないことがあればお問い合わせやツイッターのDMをいただければ答えられる範囲でお答えします。
申告書の作成
基本的には以下2点を作成します。
- 青色申告決算書
- 青色申告書
手順
まずは、国税庁のe-Taxサイトの「個人で電子申告するには」をクリックしてください。
「確定申告書を作成する」ボタンをクリック。
「作成開始」ボタンをクリック。
「e-Taxで提出する」ボタンをクリック。
「マイナンバーカード方式により提出する」ボタンをクリック。
すると確認中という画面がでてきて、セットアップが正常に完了されていない場合、以下画面がでてきます。
まずはセットアップを進めましょう。「事前準備セットアップファイルのダウンロード」をクリック。
画像緑枠部分の「事前準備セットアップ手順書はこちら」を先にクリックしてその手順書に従って作業をすすめてください。
セットアップが無事に終わると、さきほどセットアップが完了していませんとでた画面が以下のようにセットアップが完了しましたという画面になります。
ページの内容をしっかり読み、確認が終わった上で「利用規約に同意して次へ」ボタンをクリックして先に進んで下さい。
ICカードリーダーライターをPCに接続し、マイナンバーカード(ACR39-NTTComの場合は、ICチップがある方を上向き・先頭に)をセットしてから、「マイナンバーカードの読み取り」ボタンをクリック。
パスワード入力画面がでてくるので、数字4桁のパスワードを入力してください。
そしてOKをクリック。3回間違えるとロックされるので、ロックされてしまった場合は役所に行ってロック解除の手続きをしてください。
問題なければ、検索完了画面がでてきます。「OK」ボタンをクリックして先に進んでください。
登録情報は次のとおりです。という画面がでてきますが、おそらく「申告の種類」以外は入力されてない状態になってると思います。
先に緑枠の「訂正・変更」ボタンで登録情報を入力してから、「申告書等を作成する」をクリック。
緑枠部分をクリックすると、4つの項目がでてくるので、まずは「決算書・収支内訳書」をクリック。
「作成開始」をクリック。
提出方法は、「e-taxで送信する。」にチェック。
作成する決算書の選択は、基本的には「青色申告決算書を作成する。」にチェックで良いと思いますが、もし現金主義を選択されている場合は、「現金主義用の青色申告決算書を作成する。(現金主義を選択されている方)」にチェックを付けて、「入力終了(次へ)>」をクリックしてください。
次に一般用の「入力する」ボタンをクリック。
農業所得や不動産所得がある方は、それぞれ2番目か3番目の入力するボタンをクリックして進んでください。(こちらの説明は省きます)
損益計算書の入力画面がでてきますので、自分で作成した経理ソフトを開き、各項目入力していきましょう。
一応簡易的ではありますが、林檎経理で入力例を書いておきます。
まずは、林檎経理の「伝票・帳票」>「合計残高試算表」を表示し、「損益計算書」タブをクリック。
※画像の金額はすべてダミーですのであしからず。
画像で見えてる部分だけを入力するとこんな感じになります。
入力が完了したら「入力終了(次へ)>」ボタンで次へ。
すると、青色申告特別控除前の所得金額が表示されるようになります。問題なければ「入力終了(次へ)>」ボタンをクリック。
青色申告特別控除額は「65万円」、貸借対照表は「作成する」を選択し、「入力終了(次へ)>」ボタンをクリック。
貸借対照表の作成についても簡易的に入力例を書いておきます。
まずは、林檎経理の「伝票・帳票」>「合計残高試算表」を表示し、「貸借対照表」タブをクリック。
※画像の金額はすべてダミーですからね。
画像で見えてる部分だけを入力するとこんな感じになります。
※右側の事業主借と元入金は帳尻合わせするために適当に入れてます。
入力が完了したら「入力終了(次へ)>」ボタンで次へ。
すると、所得金額の確認画面が表示されます。問題なければ「次へ>」ボタンをクリック。
住所・氏名等の入力画面が出てきますので、入力されてない場合は入力してください。
間違いが無いか確かめたら「申告書等作成終了 次へ」ボタンをクリックすると、送信方法選択画面が出てきます。
特に問題なければ、「次へ」ボタンをクリック。
データの内容確認(決算書等)の「帳票表示・印刷」ボタンをクリックし内容を確認します。
問題なければ、「印刷終了 次へ>」ボタンをクリック。
「入力データを保存する」ボタンをクリックし、必ずデータは残しておきましょう。来年以降も使えますので。
データを保存したら「所得税の確定申告書を作成する」ボタンをクリックし、確定申告書の作成を開始します。
今入力した決算書のおかげで入力した値が引き継がれます。
「作成開始」ボタンをクリック。
「e-Taxにより税務署に提出する。」にチェック。「申告書の様式をイメージした入力画面で申告書を作成する」にチェックをし、「入力終了(次へ)>」ボタンをクリック。
すると確定申告書の入力画面がでてきます。
- 独立前は正社員で給与をもらってた場合は給与を入力。
- 生命保険など入ってる場合は生命保険料控除を入力。
- 国民健康保険や任意継続、国民年金の場合は社会保険料控除を入力。
- 配偶者や扶養家族がいる場合は、それぞれ適した控除を入力。
- その他必要な欄は随時入力してください。
私が分かる範囲で記載しておきましたが、わからないことがあれば税理士や税務署にご相談くださいませ。
入力完了後、「次へ」ボタンで進んでください。納税額が表示されます。
そして、住民税等入力画面に進みます。「入力終了(次へ)」ボタンをクリック。
納税額が1円以上の場合は納税の支払い方法選択の画面がでてきます。
お好きな支払い方法を選択してください。
還付がある場合は銀行口座入力画面がでてきます。
どの銀行口座ではらうかを選択し口座番号入力してください。
各項目入力後、「次へ>」ボタンを押すと、住所・氏名等入力画面に行きます。
間違いが無いか確認の上、「次へ>」ボタンを押してください。
最後にマイナンバー入力画面がでますので、入力して「申告書等作成終了 次へ>」ボタンをクリック。
これで入力関連はすべて終了となります。
あとは指示される手順に従って進めれば無事送信できます。
最後に申告書と一緒に送信票が出てきますが、別途提出となっている書類は税務署に提出する必要があるので郵送なり直接出しにいくなりしてくださいませ。
まとめ
わざわざ税務署に出向かなくとも家で時間も遅くまで対応しているので、e-Taxはめちゃくちゃ便利だなと思いました。
最後駆け足になってしまいましたが、大事なのは「先に決算書をつくること」です。
決算書を作っておくと申告書作成時に、事業所得部分は反映されるため入力が簡単になります。
必ず決算書から作るようにしましょう!