Movable Type 6/Movable Type 7をエックスサーバーにインストールする手順
Movable Type 6, Movable Type 7をエックスサーバーにインストールする機会があったので、手順をまとめました。
※以下、Movable TypeをMTとします。
目次
前提
- エックスサーバーのスタンダードプラン
- サブドメインで対応(今回は、mt-test.tnyk.jpとする)
- MTのファイルは準備済み
- MTのバージョンは、6系→「6.8.5」 7系→「7-r5005」
ディレクトリ構成は、以下とします。
- ルートディレクトリ:/public_html/mt-test.tnyk.jp/
- MTのファイルを設置(管理画面となる):/public_html/mt-test.tnyk.jp/cgi-bin/mt/
また、公式サイトにも導入ガイドがあるので、そちらも一読してみてください!
サブドメイン、データベースの設定
エックスサーバーの管理画面へログインし、「ドメイン > サブドメイン設定」内の「サブドメイン設定追加」からサブドメインを追加しましょう!
注意なのが、「無料独自SSLを利用する」のチェックボックスは一旦外しておきましょう。
SSLが適用されている状態で、ovable Typeのインストールをしようとやってみたのですが、500エラーが出てしまってインストールできませんでした。(リダイレクトループしてるエラーがでてました)
インストール完了後にSSLを適用すれば問題ないので、まずはSSLなしで設定を進めましょう!
サブドメイン設定したら、完了するまで1時間ほど待ちましょう!
完了を待っている間に、データベースの設定も合わせておこないましょう!
Movable Typeのファイルを設置
まずは、zipファイルを解凍。
/public_html/mt-test.tnyk.jp/cgi-bin/mt/ にzipで解凍したファイルの “mt-staticフォルダ以外”をすべてアップロードする。
/public_html/mt-test.tnyk.jp/ に mt-static をアップロードする。
これで設置は完了です。
.htaccessの設定
SSLを先に設定してなければおそらく問題なく動作するはずなので、次の項目へスキップして構いません!
私の場合、先にSSLを設定してしまったせいで、http→httpsへ予期せぬリダイレクトが発生するようになってしまってたので、SSLの設定解除後に.htaccessに以下記載してhttpにアクセスできるように設定していました。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} on
RewriteRule ^(.*)$ http://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
上記でうまく動かない場合は、ブラウザのキャッシュも削除してみるといいです。
SSLの設定解除後に、時間をおけば特に設定しないでも行ける気はしてますが、念の為記載しておきます。
パーミッションを設定
/public_html/mt-test.tnyk.jp/cgi-bin/mt/以下にある、 .cgi ファイルすべてのパーミッションを 755 にする。
/public_html/mt-test.tnyk.jp/mt-static のパーミッションを 705 にする。
/public_html/mt-test.tnyk.jp/mt-static/support のパーミッションを 777 にする。
以上でOKです。
mt-config.cgiの設定
ここは、作成しなくても設定ウィザード内で設定可能なので、わざわざ作らなくてもいいです。
/public_html/mt-test.tnyk.jp/cgi-bin/mt/mt-config.cgi-original をコピーして、/public_html/mt-test.tnyk.jp/cgi-bin/mt/mt-config.cgi を作成する。
一応抜粋も記載しておくと、以下になります。
CGIPath http://mt-test.tnyk.jp/cgi-bin/mt/
StaticWebPath http://mt-test.tnyk.jp/mt-static
ObjectDriver DBI::mysql
Database DB名
DBUser DBユーザー名
DBPassword DBパスワード
DBHost localhost(適宜変える)
DefaultLanguage ja
http://mt-test.tnyk.jp/cgi-bin/mt/mt.cgi にアクセスすると設定画面になります。
あとは、管理者ユーザーの作成、サイト情報登録をすれば無事インストール完了です。これでMTを利用できるようになりました!
SSL化する
エックスサーバーの管理画面「ドメイン > SSL設定」内にアクセスし、ドメインを選択。その後、「独自SSL設定追加」を押して、「mt-test.tnyk.jp」を選択して設定を行えば設定完了です。
反映されるまで1時間ほど待ちましょう。
次に、MT側の設定も変更します。
まずは、mt-config.cgiの「CGIPath」と「StaticWebPath」をhttpsに変更。(/から始まってる場合は変更不要)
次に、MTの管理画面にアクセスし、ログイン。作成したサイト(MT6の場合はウェブサイト)の設定を開き、「公開パス」の「ウェブサイトURL」をhttpからhttpsに変更する。
MT6の場合
MT7の場合
変更後に再構築をかける。
最後に、.htaccessでhttpsにリダイレクトがかかるように設定しましょう!
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
これで完了です!
その他やっといたほうがいいこと
管理画面に(cgi-bin/mt/)誰でもアクセスできるのは良くないので、最低限Basic認証をかけましょう。可能であれば、IPアドレス制限をかけましょう!(固定IPが必要になりますが)